完璧主義に縛られないように

わたしは言ってしまえば“完璧主義者”だ。
完璧主義者というと、何事もしっかり考えて努力してやり遂げる凄い人!って感じがするけれど、わたしの場合は単なる我儘や欲張りの延長である。
たとえば、自分の持ち物や身に付ける物を統一したいため、好みのテイストが変わると持ち物を総入れ替えしなくては気が済まなかったり、一度好きなものができると、それについての知識を全部得たいと思ってしまったり。
基本的に周りに映る自分の像を完璧にしたいと思っているのだ。
これだけならまだ結果的にはプラスになるけれど、この“完璧主義”が自分の足枷になっているということに気がついたのは最近である。

わたしがROOKIEに出会い、女の子カルチャーに触れ始めた時、自分も彼女達のように想いを好きに発信できたらどんなに楽しいだろうと思った。
日常的に起こる不満や疑問を、写真やイラスト、コラージュなど自分の得意とする分野と絡めて表現することはわたしにとって新しくキラキラしたことに思えたからだ。
でも、わたしはすぐに実行に移すことができなかった。
自分の“完璧主義者”の部分が邪魔をしたのである。
何かアートワークを作ってSNSにアップしたり、zineを作ったりすることも「自分はまだまだだからこんな作品じゃ誰にも注目してもらえないのではないか、もっと完璧に」という風に思ってしまい、なかなか踏み出せずにいた。
まだ受けてもいない周りの視線を気にして、完璧な人間を目指すあまり、自分のやりたいことまで萎縮してしまっていたのだ。

でも最近思ったのは、「不完全で何が悪い?」ということである。
たとえ出来上がりが不完全だったとしても、一番大事なのは今、自分の伝えたいメッセージを相手に届けること。
私が目指している女の子達は「かわいい」を一番重要視しているのではなくて、そこを大事にしているんだと気がついた。だからこそ、他のアートワークとは違ったキラキラした魅力があるのだと思う。
それにたとえ自分が作ったもののせいで人に不完全に見られる可能性があっても、自分の思い描いたことを少しづつでも表現することで自分のスキルも上がっていくものだと思うから、自分の今できることをできる範囲で表現して、自分が今感じていることを外に出していこうと思った。

私は今、初めて他の人に自分の想いを届けるためにzineを作っている。今はまだやりたいことに技術が追いつかなくて辛くなることも多いけれど、やりたいことをできている今がとても楽しい。ようやく自分自身に嘘をつかなくてよくなった気がする。
最初から完璧を目指さなくていい。やりたいことをやりたいように”ちょっとずつ”。それが私のLittle by Littleだ。