あの頃、女の子たちはキレていた〜スカッとする洋楽リベンジソング〜

私が音楽を本格的に始めようと思ったのは10代のときだった。
思春期特有の、多感で常に自分の感情に振り回されているような感覚。

その解消法を教えてくれたのは、洋楽のガールズポップだった。
彼女たちが歌に自分の感情をぶつけているのをみたとき、こういう方法があるんだなと衝撃を受けたのを覚えてる。

最近になって、当時自分が聴いていた曲たちを聴き直すと共通点があることがわかる。

あの頃、女の子たちはキレていた。

おもに男の子にフラれて怒りながら歌ってる曲が多いけど、それを聴くととてもスカッとする。
今日はその中から特に2000年代に絞った大好きなリベンジソングを紹介します。
(独断と偏見による怒りのバロメーター解説付き)

Since U Been Gone/Kelly Clarkson

Aメロは静かに、私たちこんなことがあったよねと優しく語りかけて、Bメロで徐々に怒りがこみ上げ、サビのスィンチュビーンゴーーーーーン!!!!でおもいっきりキレるという王道リベンジソング。

そしてこの曲の好きなところはDメロでagain again and…アゲーーーーイン!!!!と更にキレるところ。
本当にこれは一人で歌うととてもスカッとします。(でも無理をすると喉を痛めます)

Break You/Marion Raven

「私はあなたの彼女だった、全てをあげたのにあなたは全然満足しなかった」

という歌詞から始まり、初っ端から低い声で確実にキレている。
そしてサビで 怒りのバロメーターををジリジリと上げていく。
この曲が入ってるアルバムも全体を通して、怒りのエネルギーがあって、スカッとボタンを連打。

Are You Happy Now?/Michelle Branch

これもAメロ、Bメロでジリジリと相手を壁に追いやる。
くるぞ、くるぞ…と思いきや、サビに入ってもそこまで張り上げない。
その代わり、「私の目を見ていま幸せだって言える?」と核心を突かれる!くー!
この静かなる怒り。当時、10代の私は「2ndアルバムともなるとこういう余裕が出るんだ..!」と感激した。

Sari/Nellie Mckay

アニーのような赤い服を着て、手を広げているジャケットと、「Get Away From Me」というアルバムタイトルだけですでに最高。
サイレンのようなループに、怒りにみちた歌詞をラップ調で歌ったこの曲は、
16歳のアルバイト帰りに(お皿を1日に11枚割った)
「いつか音楽だけで生きていってやる!」と思いながら聴いてた。
店長や先生に怒られたときには、最高の怒りソング。

Smile/Lily Allen

「あなたが泣くとわたし、笑っちゃう」
という歌詞にもあるように、これはちょっと違うベクトルで、おしゃれにけだるくキレている。
(20代になるとこの感じの怒りのほうが多く遭遇したりもする。)

リリー・アレンは、MVの中で元彼のコーヒーに下剤を入れたり、レコードをボロボロにしたり(しかも自分でやらずに、友達に頼んでる。お金を払って!)なかなかひどい復讐をしている。
最後はラララン♪ラララン♪という陽気なメロディを歌いながら歩いていく。
そこで可愛いからまぁいいかという気になる。とても爽快。

わたしは10代の頃、彼女たちから女の子も怒りを持っていいこと、そしてその気持ちを正しく解消する方法を学んだ。
それは、とてもクリエイティブで平和的、そしてとてもかっこいい発散方法だった。

Writer's Profile

shion
普段は「辻詩音」という名前でシンガーソングライターをしています。
音楽を聴くこと、つくることが大好きです。